こんにちは、MASAYAです!今の自分を変えたい、だけどどうすればいいか分からない…そう悩んだことはありませんか?今回は、中学1年生で不登校になり、現在はフリースクールに通っている女の子Aさんにお話を伺いました。この記事では、「①Aさんが不登校になったきっかけ」から「②Aさんの挑戦」、さらに「③Aさんの現在とこれから」についてまとめさせていただきました。話しづらい内容もたくさんあったかと思いますが、自分の経験を広めたいとご協力してくださったAさん、本当にありがとうございました。それでは、ぜひ最後までお読みください!①Aさんが不登校になったきっかけAさんが不登校になったのは、中学1年生の時でした。不登校になったきっかけは大きく二つ分けて、友達関係と勉強に関することでした。友達関係については中学入学後、同じクラス内に小学校からの友達が1人もおらず、新しい友達をつくれなかったことがきっかけで、Aさんは学校に居場所がないと感じるようになっていきました。また勉強面について、小学生の時は成績もよかったAさんでしたが、中学校に入ってからは授業が難しくなり勉強についていくことが次第に苦しくなっていったそうです。この学校の勉強についてAさんは、「勉強についていけなくて宿題を提出できずに先生に怒られることもありました。そのような中で毎日宿題を出されて、怒られないように一生懸命家でも勉強していました。宿題に追われる毎日で家で心を休めることもできなくなり次第に精神的に追い詰められていったと思います。」と話してくれました。そうして学校にいることがつらくなって、早退する日や休む日が多くなり、中学1年生の冬には完全に不登校になったそうです。Aさんはこの時期を振り返って、印象的だった出来事をお話してくれました。「学校を休みがちになっていた頃、小学校からの友達が気にかけてくれて、『学校に来てね』『待ってるからね』『大丈夫だよ』と優しい言葉をかけてくれました。しかし、当時の私にはその優しさがプレッシャーに感じられました。プレッシャーと同時に、友達からこんな言葉をかけられる自分に対して、『自分は周りよりも駄目なんだ』と劣等感も感じていました。」②Aさんの挑戦Aさんは不登校になってから「学校に行かないと勉強も追いつけないし友達ができないけど、つらくて行けない」という悪循環に陥って精神的に落ち込んでいったそうです。落ち込んでいるとき、家ではベットから起き上がれないことも多かったですが、ときどき10年以上趣味で続けているピアノを弾いたりすることで心を癒していました。そうした生活を1年ほど続け心を休めたAさんは、中学3年生になった4月にある挑戦をします。ご両親の紹介で、石川県内のフリースクールに通い始めたのです。このフリースクールに通い始めた時期についてAさんは、「初めは集団が怖くて、友達ができるか不安がありました。しかし、見学に行ったときに明るく話してくださったスタッフの方、さらにフリースクールに通っている子たちの雰囲気がとても良くて、通うことを決めました。初めは週に1、2回のペースで通っていました。フリースクールではスタッフの方に勉強を教えてもらったりして過ごしていましたが、スタッフの方々はとても話しやすくて、すぐに慣れることができました。友達ができるかも心配でした。しかしフリースクールには沢山の子が通っていて、スタッフの方に間を取り持ってもらったおかげで、気の合う同い年の女の子の友達もできました。」と振り返ります。そうしてフリースクールの日常に少しずつ慣れてきたAさんは、フリースクールに通う子に話しかけて友達をつくることに挑戦します。その挑戦についてAさんは、「フリースクールには自分も含めて様々な事情を持った人が通っています。いつからかその人たちのことを『知りたい』、『友達になりたい』と考えるようになりました。ただ話しかけるのはハードルが高かったので、じゃんけんをしようと誘って話すことにしました。とても勇気のいる行動でしたが、話しかけたおかげで沢山の友達を作ることができました。沢山の人に話しかけるうちに初対面の人と話す時に緊張することも減って、社交的になれたと思います。フリースクールに通うのはとても楽しくて、徐々に行く日が増えて今はほとんど毎日通っています。」と教えてくれました。③Aさんの現在とこれからAさんは現在も、石川県内のフリースクールに通っています。友達と遊んだり、高校受験をするために勉強をして過ごされているそうです。現在の学校に対する思いを聞くと、Aさんは次のように話してくれました。「今は高校受験をして、全日制の高校に進学したいと考えています。しかし、勉強についていけるか、中学から通っていないけど慣れることができるのか…と自分が学校に通えるのか不安もあります。その中でも、もし全日制の高校が自分に合わないと感じたら、通信制の高校に転入することも考えています。」最後にーAさんのお話を聞いて私は、Aさんのお話を聞いて、Aさんはとても朗らかな方だなという印象を受けました。しかし友達と勉強という二つの問題によって、Aさんはつらくなってしまったと思います。友達の言葉も受け入れられないほどつらい状態だったAさんが、フリースクールに通うこと、そして沢山の人に話しかけて友達を作ることは、とても勇気のいる挑戦だったでしょう。その挑戦によって人と関わることに積極的になれたのは、Aさんにとって自信を持てた出来事だったのではないかと思います。Aさんは現在もフリースクールに通っています。今のAさんは、未来への希望と不安が入り混じり、とても不安定な時期だと思います。自分に合った選択をするために悩み、自分とは何なのかを見つけるところから考えていると思います。そしてそんな様々な思いを抱えるAさんだからこそ、いずれ同じく様々な思いを抱える人たちに伝えられることがあるはずだと私は思います。自分なりのやり方で、新しいチャレンジをしているAさんを応援しています!最後までお読みいただきありがとうございました。そして記事にご協力いただいたAさん、本当にありがとうございました。次回は当事者とは異なる視点から不登校体験を考えてみるため、お兄さんが不登校になった経験のある、男子大学生のOさんについてまとめさせていただこうと思います。不登校についてのご質問等ありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。記事についてのご意見、ご感想などもお待ちしております。これからもよろしくお願いします!